コロナショックの影響で広島の中古マンションは値下がりするのか?
コロナウイルスの影響で、広島の不動産業界も大きな打撃を受けています。特に仲介不動産はコロナウイエルス対策の影響で物件案内ができない状態が続いています。そんななかで、「広島の中古マンションが、コロナショック後に大きく値下がりする!!」といううわさが出ています。
本当にそうなのでしょうか?
多くのメディアなどでも、コロナショック後は中古マンション価格がある程度下がる方向だという記事が目につきます。また、多くの不動産識者の間でも、1割〜2割程度の値下がりは既定路線といった観測も出ています。本当に、広島の中古マンション価格は大きく下がるのでしょうか?
実際に広島の中古マンションは値下がりしている!!
私はこのサイト運営しながら、たまにお客様を物件案内にお連れしています。その肌感覚で申し上げれば、5月19日現在の今日でもすでに、大きな金額の値引きを行っている中古マンションの売主がいくつか確認できます。
平たく言えば、すでに広島の中古マンション価格は下がりつつあるのです。先週案内に行った平和公園近くの築浅マンションでは、なんと1000万円の値引きに応じるので、何とか売ってほしいという、オーナーさんからの話が実際にありました。また、駅前の黒いタワーマンションのオーナーさんからも、800万円値引きしてもいいから、5月中に売ってほしいとの連絡がありました。
多くの中古マンションのオーナーが、売り急いでいることは間違いない事実なのです。マスコミやインターネットなどでも、今後は不景気が続く。回復するまでには1〜3年くらいは必要。という感じのニュースが流れている中、売主・オーナーとしては焦らざるを得ないのが現実です。
中古マンションは個人オーナー!!
中古マンションの多くのオーナーは、個人の方です。企業や不動産屋ではなく個人の方がほとんどなのです。
そのマンションを売らないと次の家が買えない。
そのマンションを売らないと相続ができない。
そのマンションを売らないと離婚ができない。
そのマンションを売らないと事業資金が枯渇する。
そのマンションを売らないと株の含み損を補えない。
オーナーの状況は様々です。しかし、多くの中古マンションオーナーは企業ではなく、個人なので2年3年かけてゆっくりと売っていくということはできないのです。ある程度急がないといけないのです。
ですから、このコロナショックで焦っているのです。早く売ってしまわないと売りそびれる。待てば待つほど安くなる。安くしても売れなくなる。多くのマンションオーナーがそう感じているのです。
いつが一番値下がりするのか?
コロナショックは5月下旬の現在、収束に向かっていると言ってよいでしょう。仮にこのまま収束するのならば、いつが中古マンションの買い時、最も値が下がる時期なのでしょうか。これはあくまでも私個人の予想となりますが、経済活動が動き始める6月は一つの狙い目です。
現状では多くの不動産会社が物件案内を積極的にしていないので、売りたくても売れない、安くてもいいので売ってほしい、という中古マンションオーナーがたくさん溜まっているのです。それが一気に動き出すであろう6月は一つのチャンスです。
中古マンションオーナーが焦って売り出す、値引き交渉に応じるケースが増えてくるでしょう。売り抜けるチャンスはここしか無い!!と思って損切覚悟で大きな値引き交渉に応じてくれるケースが多発するでしょう。しかし、この6月でチャンスは終わりではないと思っています。経済活動が再開すれば、コロナウイルスの再蔓延の可能性も大いにあるのです。そうなれば、経済としては最悪の流れになりますが、中古マンション価格は大幅に下がることは間違いないでしょう。
それこそ、また緊急事態宣言が広域に発令される事態になれば、令和不況は間違いないでしょう。今はどうにか維持している株価も下がらざるを得ないでしょう。そうなると不動産価格は株価と連動して、いや、加速度的に下がっていくでしょう。上記のような状態になれば、3割引き、4割引きが当たり前になるでしょう。もしかすると、それでも売れないというとんでもない市場になるかもしれません。
結論
広島の中古マンション価格は、コロナショックで下がります。
間違いなく下がります。
中古マンションを買うなら、コロナショック後が近年稀にみるビックチャンスといえるでしょう。これは99%間違いないでしょう。